【総会】神奈川遊協 伊坂重憲理事長を六選

神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)は6月23日、横浜市西区の横浜ベイホテル東急において、第55回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選において、2011年から理事長を務める伊坂重憲氏を六選した。総会は、新型コロナ感染症対策を徹底させ、役員のみの出席11名、組合員は書面議決書(172名)により総会を運営した。

総会において伊坂重憲理事長は、「娯楽の多様化が進み、また、消費税増税に加え、受動喫煙防止への対策を迫られ、さらに追い打ちをかけるようなコロナ禍で、遊技場に来られる遊技客の減少が続いているところであります。そんな中でも、安心パチンコ・パチスロアドバイザーの育成や自己申告・家族申告プログラムの導入など、お客様の依存・のめり込み対策についても様々な対策を行っていただいております。また、旧規則機の撤去についても業界の未来のため、身を切るような思いで進めていただいているところであり、本年5月にはパチンコ・パチスロ産業21世紀会の決議内容が改定されました。皆様におかれましては、今後も計画的に旧規則機の撤去が行われますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」と述べ、社会貢献活動に勤しみ、広報にも力を入れるなどして、県民から正しくパチンコ業が理解されるよう、総親和を呼びかけた。

神奈川県警察本部生活安全総務課の平野洋一課長代理、同暴力団対策課の西広一郎排除対策官らが来賓祝辞。平野課長代理は遊技業界を取り巻く情勢について、「全国的にはくぎ曲げによる不正改造事犯、賞品買取の事犯が発生しており、厳正な取締を行っている。会員メール、掲示物等を利用して射幸心をそそる、いわゆる広告宣伝に関する違反も散見されます。引き続き組合全体が共通認識の元、健全化に向けた取組みを進めて欲しい」と遵法営業、依存対策の推進を要請した。

なお、議事は、全10号議案が上程され、原案通り承認した。

【新役員】(敬称略)
理事長 伊坂重憲
副理事長 関根晋、飯島隆史、小林昇、白石良二、小巻嵩典、中村道弘
専務理事 佐藤信晶
会計理事 吉岡秀博、金城博行