【総会】日工組 任期満了に伴う役員改選で榎本理事長就任

日本遊技機工業組合(筒井公久理事長)は6月2日、東京・千代田区のグランドアーク半蔵門において、第61回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選において、筒井理事長が勇退し、榎本善紀(京楽産業.(株))新理事長就任が決定した。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からリモートを中心に開催された。

令和2年度事業報告における打球遊技機に貼付する組合証紙及び製造番号票の発給では、ぱちんこ遊技機証紙発行枚数約92枚数(遊技盤約42万枚を含む)で、前期比約70%、約40万枚の減となった。近年、低い水準で推移している中にあって、これほど多く減少となり、極めて厳しい状況となった事は、新型コロナウイルスによる影響によってホール営業や遊技機販売に支障があった事が最大の要因。回胴式遊技機の証紙発行枚数は約16万枚で前期比約11万枚の減となった。

今年度事業計画では、パチンコ・パチスロ産業21世紀会における「旧規則機の取扱い」に関する決議に基づき令和4年1月末日を期限とした計画的撤去の完遂に向けての取り組みに全力を挙げ、製造業者としてぱちんこ遊技機、回胴式遊技機とも入替に係る対応において、供給体制を整えて需要に対応できるよう、市場の状況を的確に把握して組合員共有して推進していく。型式試験申請における適合率が低い状況が続いている事から、問題点を共有・改善を進め適合率の向上を図るとともに組合員が開発しやすい環境づくりのための検討を進めていく。

役員改選により、新理事長に就任した榎本理事長は、「業界において大きな試練を迎えている中にあって、日工組理事長に就く事は大変に身の引き締まる思いであり、まずは新型コロナウイルス感染拡大防止措置に全面的に協力するとともに、規則改正の趣旨を踏まえた安心して楽しめる遊技機の開発・提供をはじめ、社会的責任を果たすべく全組合員一丸となって取り組んでいきます」と挨拶した。

【新役員】(敬称略)
理事長 榎本善紀(昇任)
副理事長 盧昇(昇任)、嶺井勝也、星野歩(昇任)
専務理事 木岡保雅
監事 内ヶ島吉則(新任)