【総会】山口遊協 ホール環境が大きく変化する1年

山口県遊技業協同組合(金栄作理事長・写真)は6月11日、組合の遊技会館において、2020年度通常総会を書面決議により開催した。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受け、県下では、4月21日〜5月10日まで休業要請、5月11日〜15日まで土曜・日曜休業要請。5月16日からは営業ガイドライン等踏まえた感染予防の徹底のもと、再開している。

事業報告において、依存問題への対応では、安心パチンコ・パチスロアドバイザー制度を推進。出張型DVD講習会を各地区組合で9回開催し、500人が受講した。また路線バス6路線でバス側面広告として「のめり込み防止標語」を掲出。ファン感謝デー事業では、県独自のファン感謝デーの回数増を決定していたが、コロナウイルス感染拡大を受け、第5回(3月)は延期した。地域防犯への取り組みとして、「通学路見守りカメラ」として防犯カメラ5台を寄贈。昨年10月10日寄贈先5団体への寄贈式を実施した。なお、本年3月末現在の組合員店舗は115店(前年と比べ6店減)、設置遊技機は5万2371台(同比1980台減)の状況。

事業計画では、ホール遊技環境が大きく変化する1年としてとらえ、本年度の事業計画を策定。射幸性を抑えた新規則機への計画的な入れ替え。改正健康増進法の施行による禁煙化により、休眠ファンが再びホールに足を運ぶことのできるクリーンな環境下での遊技が可能など、こうした変化を千載一隅のチャンスとしてとらえ、総力を挙げて健全化に取り組むことを決議した。