MIRAI 設立5周年式典に約220名が祝賀

一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟(金光淳用代表理事)は11月12日、都内・台東区にある中華料理レストラン東天紅・上野本店において「設立5年周年記念祝賀会」を開催。会場には約220名が参列し、佳節を祝した。

MIRAIは、2020年10月19日ハイアットリージェンシー東京において、設立総会を開催。一般社団法人 日本遊技産業経営者同友会(同友会)と一般社団法人パチンコチェーンストア協会(PCSA)の両団体が一本化し、令和のMIRAI維新を掲げて新たな船出を行った団体となっている。挨拶した金光代表理事は、5年間の活動を振り返りながら関係者への感謝を表した。懸案のファン層拡大に向けた取組みも少しずつ形になってきている。しかしファン人口の回復は、まだ期待の水準に届いていない。業界があって良かったと思われる存在になれるよう、次の5年をより良い業界へつなげる時間にしたいと決意を語った。

来賓として登壇した警察庁生活安全局保安課の保坂啓介課長は、MIRAIは、コロナ禍の中、令和2年に設立。社会情勢の変化に伴い山積する課題の一つひとつに真摯かつ丁寧に向き合い、未来志向でぱちんこ業界の発展、健全化に向けてきたと承知している。とりわけ広告宣伝ガイドラインでは、先頭に立ち、その内容の拡充に積極的に対応したことに行政として心強く感じている。業界の自主的な取組みが機能することによって、業界全体の健全化が進み、ひいては業界の社会的地位、世間のイメージの高揚につながると思う。本年は、ギャンブル等依存症対策推進基本計画が更新、9月にギャンブル等依存症対策基本法が改正され、政府を挙げてオンラインカジノ対策に力を入れた1年だった。業界の方々には広報啓発活動など多様にご協力をいただいた。今後、オンラインカジノや大阪IR開業を控え社会的関心が高まる中、依存対策はさらに注目されることが予想される。変更された基本計画に沿って着実に取組みを進めていただきたいと期待した。

業界からは、阿部恭久理事長(全日遊連)、西村拓郎会長(日遊協)、榎本善紀理事長(日工組)が祝辞。阿部理事長は、未来を見据えた各種活動を高く評価した。初心者向けのお試し遊技要領の検討など、ファンの裾野を広げる取組みを着実に進めている。今後も連携を深め、身軽に手軽な大衆娯楽を通じて健全な発展と社会的信頼の向上に努めたいとした。西村会長は、会長職に就いた同時期に旗揚げしたMIRAIであり、一緒に手を携え、未来に続く産業づくりを目指していこうと呼びかけた。榎本理事長は、新奇なパチンコ遊技機の開発・提供を通じてパチンコ産業の浮揚に力を尽くしたいとメーカー使命を誓った。また、小林友也理事長(日電協)による乾杯の発声では、業界をとりまく環境が厳しい時期だった5年間を振り返り、パチスロ遊技機の一層の開発・提供を誓い、MIRAI設立5周年を祝した。中締めでは、合田康広副代表理事が登壇。参議院選挙において業界が連携して協力できたことに謝意を述べ、このチャレンジは未来に向けた大きな先鞭となったことを伝え、閉会した。

なお、5周年を記念して、MIRAI「徽章」(きしょう)をお披露目。MIRAIの掲げる5つのビジョンを連ねて、「M」を構成するメダルで、組織の団結を表している。

一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟(MIRAI)