回胴遊商近畿 遊技機の点検確認について役割を自覚

回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)の近畿支部(田辺哲支部長)は7月17日、大阪市内のホテル日航大阪において、令和8年度の地区研修会を開催し、組合員等79名が参加した。呉尚秀副支部長は、地区研修会の開催意義を述べ、組織一丸となった連携を呼びかけた。

来賓として大阪府警察本部の生活安全部保安課より江口征伸課長補佐が講話。組合が各種健全化に取組んでおり、組合挙げた社会貢献活動に対して、業界の健全化の一翼を担う取組みと期待した。府内の犯罪情勢については、特殊詐欺の被害増大が喫緊の課題となっているところから、ATM取扱いに関する条例対策やセキュリティアプリ等の利用、被害防止への広報や周知に協力を呼びかけた。また、業界に関しては、3点要請した。

①ぱちんこへののめり込み依存対策について。昨年はオンラインカジノについて大きく取り沙汰された。また大阪においては大阪IRの整備が進められており、ギャンブル等依存症・のめり込みについては、社会的な関心が高くなっている。業界においてはギャンブル等依存症対策推進基本法に基づき、のめり込み・依存問題に関する取組みを着実に推進していただいているものとうかがっている。のめり込み・依存防止対策については、その重要性に鑑み、今後はその取組み推進のみならず、その実効性も求められますので、業界の取組みに対する社会の目を意識しつつ、ぱちんこによるのめり込みに悩んでいる方やその家族に寄り添えるよう、引き続き各種取組みの推進をよろしくお願いします。②遊技機の流通過程における業務の健全化について。スマート遊技機の流通増加に伴い遊技環境が大きく変化する中で、中古機移動も増加傾向にあるところ、今後のスマート遊技機の点検確認の重要性が増すものと考えられます。そのような中で遊技機の部品を正規部品以外に無承認で交換する事案が発生しています。点検確認が確実に実施されますよう、遊技機取扱責任者の資格を取得し、チェック項目に則った正確な作業に従事していますが、万が一検査が形骸化することになれば、点検確認が不十分となり、不正な遊技機を見逃してしまうおそれがあります。遊技機の点検項目は複数あり、その作業には多くの時間と労力が伴うと思います。保証書の明確な取扱いは遊技機の流通精度の適正化、射幸性の適正管理の根幹に関わるということを改めて認識していただき、不正遊技機の流通を遮断する最後の砦として点検作業が形骸化することないようよろしくお願いします。③児童や幼児の車内放置事案の防止について。ぱちんこ店の駐車場における乳幼児の車内放置事案は遊技機業界において大きな課題の一つです。貴組合においても幼い命を救うために各組合員に所属される方々が取引先のパチンコ店を訪れる際、駐車場で乳幼児が車内に放置されていないか巡視活動を実施していただいています。これらの活動の結果、平成30年以降、ぱちんこ店における子どもの車内放置の死亡事故は発生していません。しかしながら、車内に放置された児童をぱちんこ店の従業員が発見し、親に引き渡す事案が発生しています。皆様方におかれましても、ホール営業者に対して注意喚起を働きかけるとともに、連携した計画的な巡回活動に引き続き取組んでいただきたい。

その後、高谷厚之筆頭副理事長は、行政担当官の講話にあった遊技機の点検確認について、再認識を促した。そしてBT機普及に向けた取組みについて、低コストで遊べる遊技機を通して、ホール営業の進展に資することを強調した。

5月26日開催の通常総代会、組合活動目標及び理事会、遊技機流通委員会、総務委員会の報告を行った。その中、回胴遊商本部事務所は、入所するビルの改修に伴い、東京都台東区から、8月に千代田区に移転(電話番号およびFAX番号は同じ)することを報告した。近畿支部のスケジュールとして、支部会(9月9日)、チャリティコンペ(10月2日)、「大阪府アドプトフォレスト豊能町切畑ふれあいの森づくり」(10月17日)等、活動計画を確認した。また、「BT機普及に向けた取組み」については、7月3日、日工組・日電協による都内台東区の東天紅でのBT機に関する勉強会の内容について説明を行った。遊技人口回復への突破口を担うBT機の役割、将来を見据えたBT機の可能性に組合挙げた浸透について理解を深めた。

最後に大饗理事長が挨拶に立ち、ボーナストリガー機(BT機)の普及拡大を目指し、パチスロ市場シェアの10%を目指すため、毎月13日をBTの日として推進している活動に周知協力を呼びかけた。ファンのニーズに応える為の「BT10」構想のもと、業界繁栄に向けて回胴遊商の組合員一人ひとりの果たすべき役割を訴えた。

回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)