KPフォーラム パチンコに特化したのめり込み対策の活動目指す

一般社団法人 健全パチンコ・パチスロ推進フォーラム(KPフォーラム)は1月28日、このKPフォーラムのプロジェクト説明会を拠点事務所のあるTHE HUB銀座のレンタル会議室で開催した。代表理事をつとめる西村直之氏(精神科医、医学博士)は、「ぱちんこ」という日本独自の娯楽産業が今後も進展していくため、のめり込み問題における永続的な対策を行っていくことの重要性を説いた。そして、その学術的な体制づくりを進めるためにも、研究者の育成などKPフォーラムでしかできない活動について理解と協力を呼びかけた。現在、KPフォーラムの賛同企業を募集(説明会2月4日等)している。

西村氏は精神科医だが、2006年日本初となるぱちんこ依存問題電話相談機関リカバリーサポート・ネットワークを設立し、パチンコ業界に対しては、「のめり込み対策」をアドバイス。安心パチンコ・パチスロアドバイザー養成プログラムは現在も全国各ホールで取組まれている。また、2018年ギャンブル等依存症対策基本法案審議においては、衆参の参考人を務めるなど、ギャンブル等依存問題に精通する、公平中立な有識者の一人である。

【西村代表理事の説明(要旨)】
 私は、業界におけるのめり込み対応についての問題意識が高じて、2025年12月にKPフォーラムを法人登記しました。この活動に賛同していただける方(企業)を現在、募集しており、まだ種を蒔いた段階です。KPフォーラムは、私が長年温めていた構想です。20年余、リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)などを通して、業界の活動について、また業界に携わる方々の思いというものを感じてきた一人。RSNでは、遊技産業の方々では対応できない「遊技に関する依存及び依存関連問題解決の支援を行うことを目的に設立された非営利の相談機関」という役割を担うことができました。
 今、IRという国策が現実となり、2030年に開業を予定している段階です。法的には、ギャンブル等の等と位置付けられたパチンコでありますが、今後どういったパチンコ産業にしていくのかが、問われていると思います。日本独自の遊びの文化であるパチンコは、今後も社会と調和しながら進展して行って欲しいと思っています。しかし現状、社会との調和がはかれているかというと、内向的だと感じます。もっと社会とのコミュニケーションを積んでいくことが必要だと感じています。
 カジノとパチンコを比較することは論外なことですが、ただし、カジノ産業が歩んできた過程をみていくと、若手の研究者を育て、評議する場・関係を育てて社会と向き合っていったことは大きな取組みだったと評価できます。パチンコ産業もまた自浄努力して進展して欲しいと思っています。しかしながら、現実問題として、2030年カジノ開業まで時間は限られています。そんな訳で、私の夢(チャレンジ)になるかもしれませんが、業界の有志の方々の協力をいただきながら、健全パチンコ・パチスロ推進フォーラムを通じて、業界の健全化への一翼を担いたいと思っています。

健全パチンコ・パチスロ推進フォーラムは、遊技産業の存在価値の最大化を図ると同時に「負の影響」を最小化することを目的に設立。「日本独自の娯楽文化としての矜持」「未来志向の”負の影響対策”」をミッションとして、下記6つのビジョンを掲げる。
①科学的根拠に基づく活動
②学術関係者との産学連携
③検証可能な新しい対策
④負の影響対策の標準化
⑤新たなCSR・CSVの提示
⑥社会との対話推進

一般社団法人健全パチンコ・パチスロ推進フォーラム