福岡県遊技業協同組合(平岡聖教理事長)の青年部会(平本一基部会長)は12月6日、ホテルクリオコート博多(福岡市博多区)において「第18回 こども絵画コンクール」の作品表彰式を開催した。
この催しは福岡遊協が2008年から社会貢献(青少年の健全育成)の一環として福岡県内の児童養護施設の小学生・中学生を対象に、子どもたちの心身の健やかな成長を願い、その限りない未来に貢献することを目的に毎年開催を続けている。今回は「チャレンジしたいこと2025」をテーマに県内の17の児童養護施設から179点の応募(9月初旬)があった。その後、10月6日の審査会を経て34作品を選定、今回、表彰式において発表した。
6日午後、会場において優秀作の表彰式を行った。平本青年部会長は、肌寒い気候になったが、子どもたちの元気な姿に今年も出会えたと歓迎し、開会あいさつ。主催者を代表して平岡理事長は、「第18回となる絵画コンクールを開催できたことは、行政や施設の関係者のご理解ご協力の賜物と感謝しています。子どもたち含め皆様の記憶に残る一日にしていただけたら幸いです」と述べた。後援団体を代表して、花田悦子会長(福岡県児童養護施設協議会)、島﨑浩一次席(福岡県警察本部少年課)から、福岡遊協の青少年の健全育成に向けた社会貢献活動に敬意を表し、コンクールの開催意義を祝した。
その後、表彰式では、小学生低学年・中学年・高学年、中学生の各部門の優秀作品を、スライドを通して発表し、入選した個人賞の子どもたちを一人ひとり表彰した。最優秀賞を受けた児童からは、「素敵な賞をいただきありがとうございました」「絵を書くことが好きで、賞をいただいてとても嬉しいです」と感想を述べていた。そして、応募の多かった施設に対して施設賞を贈った。受賞施設の代表者からは、「募集期間はちょうど夏休みの時期であり、子どもたちにとって、恒例行事となっています。絵のテーマについて考え、具体的に書いていく姿を見ながら、子どもたちの成長の糧になっていると思います」と継続した開催を期待していた。総評として、審査を担当した五郎丸千恵子会長(アトリエ筑紫会)は、「毎回すばらしい作品に出会えて、ワクワクして審査しています。子どもたちの感性や着想にはいつも驚かされます」と、受賞した子どもたちの作品一つひとつを評価した。
アトラクションにおいて、博多弁の「どげん(どう)」に由来する名前のヒーローたちの集まる「ドゲンジャーズ」は、地域活性化に貢献しており、 今回は交通安全ショーを繰り広げ、子どもたちの歓声を浴びていた。最後に金村晃太副部会長は、「この絵画コンクールを通じて、子どもたちの健やかな成長につながるよう継続して取組んでいきたい」と述べ、閉会した。なお、応募作品はWeb作品展を通じて公表。応募した子どもたち全員には、参加賞としてキッザニア福岡への無料招待、お菓子のプレゼントなどを贈った。

