日遊協北海道 新支部長に松谷義明氏

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)の北海道支部(美山正広支部長・写真右)は10月30日、札幌ガーデンパレスにおいて、第35回支部通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選では、新支部長に松谷義明氏(副支部長・写真左)を選任した。松谷新支部長は、①「オール北海道」のもと一丸②横断的組織としてさらなる連携強化(会員拡大)、の2点を掲げて、美山前支部長からのタスキをつなげていきたいとした。

櫻井篤行支部役員の開会により支部総会をスタート。美山支部長は、日遊協活動に多大なる理解と協力について感謝を述べた。続けて、コロナ禍(2019年)前、そしてコロナ禍、そして現在まで、社会の価値観の変貌含め、業界の景色が目まぐるしく変わっているが、新しい可能性を模索する取組みが続いていることは間違いない。業界唯一の横断的組織である日遊協だからこそ、業界の課題(ファンのすそ野づくりが重要)と発展に向けて一番に取組んでいける日遊協だと、なお一層の協力を呼びかけた。

なお、西村会長は急用により欠席のため、日遊協本部の呉哲雄課長から会長メッセージを代読披露した。西村会長は、業界にとって大きな激動の時期にあるとして、北海道のことは支部の方々が一番にわかっており、その取組みと判断を尊重していると、期待を寄せた。

福田好博事務所長から、会員総数10社中、7社の出席により成立報告。議長に伊豆正則副支部長を選任し、役員の改選案をすすめた。美山支部長が発言を求め、自身が務めた5期10年を節目としたいとし、「北海道に若い視点、行動力を持つ新たな支部長を」と、松谷義明氏を推薦したいと提案。これを受け、満場一致で承認した。これを受け、西村会長と電話による交信の中、別室において役員人事案を図った。新たな執行部一同が承認され、登壇、所信を述べた。

活動状況については、臨時総会(1月14日)、総会(6月9日)を通じて、「みんなが同じ方向を向き、共通の目的意識の基に連携しあう」ユナイテッド(団結)のムードの中、年間の活動状況が報告となり、情報共有が進められた。また、支部の社会貢献活動において、みどりのきずな再生事業への参加。全国クリーンデーに会員各社が積極参加。「安全安心まちづくりの日」道民のつどい、北海道暴力団追放道民大会・札幌地区暴力追放総決起集会等への参加。そして、北海道遊技産業合同賀詞交歓会(令和8年1月30日)を予定している。

行政講話で、平等大輔課長補佐(北海道警察本部生活安全部)は、大釜寛貴保安課長のメッセージを代読し、「ぱちんこ営業の健全化推進について」講話。①のめり込み(依存)防止対策の推進(当事者ならびに家族等に寄り添った連携対応)②法令等に則った自主的な対応(3つのガイドラインを周知徹底)③風営適正化法の改正(11月28日施行)に伴う周知、として日遊協の取組みに期待した。また、オンラインセミナーでは、「遊技機の未来 業界の未来」と題し、岡﨑徹氏(POKKA吉田)を講師に招き、会員で共有した。

懇親会の冒頭、美山前支部長の功労を称えて、松谷新支部長が花束を贈呈。美山前支部長は、5期10年を振り返り、激動の日々だった中で、北海道の一本化が実現できた意義があったとした。「悔いはありません。私の人生の半分は、日遊協活動と共にありました。これからも業界の発展に尽力したい」と挨拶した。来賓として合田康広理事長(北海道遊技事業協同組合)は、様々な課題に直面するかもしれないが、北海道は一つ、業界は一つという意識で活路は開けると連携強化を呼びかけた。その後、山﨑正史専務理事(北海道防犯協会連合会)の乾杯の音頭で懇親を深めた。中締めは、畠山和生理事長(北海道遊技機商業協同組合)により北海道支部の新体制を祝した。

【新役員】(敬称略)
支部長/松谷義明
副支部長/伊豆正則、山本淳一
役員/櫻井篤行、藤井和宣
相談役/美山正広

一般社団法人 日本遊技関連事業協会