福岡県・佐賀県にパチンコホールを12店舗展開する(株)玉屋(本社/福岡市中央区)は9月20日、運営する複合商業施設「トリアーダ宗像」(宗像市光岡)に新たな防災設備「かまどベンチ」を新設した。
かまどベンチとは、平常時はベンチとして利用でき、災害時には座板を外して炊き出し用のかまどに転用できる防災設備。新設にあわせて開催した防災イベントでは、炊き出しや防災設備の見学、消防車やパトカーの展示会を実施し、いつ起こるか分からない災害への備えとして、地域住民と一緒に防災意識を高めた。
トリアーダ宗像は1995年に開業。2020年秋より約30億円の総工費をかけて再開発に着工し、2023年6月25日(土)のグランドオープン時に防災設備を備えた複合商業施設として宗像市と防災協定を締結した。生活にイロドリを与える「娯楽」「物販」「飲食」の3つの価値を提供し、街の賑わい、防災拠点の両面から地域に貢献できる施設として、これからも地域との共生を目指している。
■「トリアーダ宗像」防災設備
①太陽光発電設備(発電量/約40万kwh、一般家庭の使用電力/約110世帯に相当)
②蓄電池システム(蓄電池容量/270kwh 太陽光で充電した電気で長期的電源を確保)
③防災盤(照明用電源、携帯充電用電源/200台分)
④非常用飲料水貯水槽(40トン)
⑤マンホールトイレ(災害時は組立トイレを設置)
⑥防災備蓄倉庫(支援活動のために必要な防災資機材の備蓄スペース)
⑦非常時車中泊避難エリア(ペット同伴車中泊エリア/55台分)
⑧ペット避難エリア(半屋外スペースにペット専用避難エリアを完備)
⑨かまどベンチ(平常時はベンチとして利用、災害時は炊き出し用のかまどとして使用) ※新設
【株式会社玉屋】