一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)は9月11日、定例理事会を開催し、本部事務所(オンライン併用)において記者会見を行った。
西村会長は冒頭、「7月参議院選挙があり、そして理事会の無かった8月、ということから9月理事会では、全日本遊技産業政治連盟の一員として、選挙協力についての謝意を伝えました。また、今般の選挙違反の事案については、日遊協会員でもなく、加盟団体の方でもなかったのですが、遊技業界として、もし、捜査協力の要請があれば対応していきたい旨、伝えました。日遊協として今後、年末に向けた活動についてしっかり対応して行きたいと考えています」と述べ、横断的組織としての役割意義を強調した。
質疑において、広告宣伝検討会の審議状況では、集客手法としてメーカーとのタイアップ施策の可能性について協議しているとした。また、広告宣伝ガイドラインに抵触するような行為に対し、より迅速な対応(スピーディーな基準の共有や是正勧告等)が行えるような検討会運営については、事実確認などのプロセスを経ないといけないが、効率よく進めるよう努めているとした。
選挙の総括含めた今後の取組み姿勢については、現状においては白紙と西村会長。「予期しない選挙違反の事案があったことで、総括や次を協議できるような状況ではない」と述べた。私見としては、第27回参議院議員選挙において、当初は遊技業界を代表する候補者を業界全体で応援したいという気運だったが、全日本遊技産業政治連盟が支援した候補者は8万8368票、20位で落選した。「政治との関りが今後どうなるかはわかりません。これまで通り行政との信頼づくりを継続していくことはもちろんです」とした。
日遊協会員限定の広告宣伝ガイドライン等勉強会の実施状況については、8月6日オンラインにより453名(53社)が参加した。「広告宣伝ガイドラインの考え方」「会員限定・広告宣伝等お問合せフォームへの回答」「違反事例の説明」「広告宣伝検討会の動き」「質疑応答」について認識を深めた。日々、事例が生じていることもあり、次回は10月に開催したいとした。
<主な議題>
①広告宣伝検討会の審議状況について
②広告宣伝ガイドライン等勉強会の実施状況について/勉強会の報告。
③皇居勤労奉仕活動の実施状況について/今年の皇居勤労奉仕活動(9月2日~5日)は長鋪昭壱支部長(中国・四国支部)が団長を務め、有志28名が参加(5日は台風のため中止)。同奉仕活動は関東・東京支部の活動から、日遊協の取組みとして2010年からスタートした取組み。
④遊技業界データブック2025について