神奈川遊協 日本盲導犬協会に100万円

神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)と神奈川福祉事業協会(同会長)は9月10日、ホテルプラム(横浜市西区)において、目の不自由な人の福祉向上の一環として、公益財団法人日本盲導犬協会(東京都渋谷区)に100万円を寄付した。

贈呈式には金髙雅仁理事長(日本盲導犬協会)、山口義之専務理事に加えて、盲導犬を目指して訓練中のラブラドールレトリバーの「ラピス」も出席。伊坂理事長から金髙理事長に目録を渡し、それに対して感謝状を受けた。今回の寄付は、盲導犬の育成に使われるという。金髙理事長は、「国内における盲導犬の数は800弱の規模であり、まだまだ世界的には数が少なく、必要される方々のニーズには応えきれていないという状況です。盲導犬と同伴して入れる施設も理解を広げていかなければなりません。一人でも多く、障がいのある方が自由に行動ができる、そういう社会を目指して我々は努力していきたい」とコメントした。また、国際盲導犬連盟(IGDF)は、約30カ国、約100の盲導犬育成団体が加盟する盲導犬の国際的な組織(本部イギリス)があり、その2年に1度のカンファレンスが2026年5月に横浜で開催が予定されており、有意義な交流の場にしたいと述べ、理解と協力を呼びかけた。

取材陣の囲み取材において、伊坂理事長は、「盲導犬協会への寄付は15年振りになりますが、目の不自由な方にとって大切な盲導犬の普及を促進し、盲導犬に対する人々の理解を深めることのできるよう、私たち遊技業界は、もっともっと支援していきたい。限りはあるかもしれないが、出来る限り続けていきたい。これからも社会貢献活動に取組んでまいります」と述べていた。

神奈川県遊技場協同組合