回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)の近畿支部(田辺哲支部長)は6月30日、スイスホテル南海大阪(大阪市中央区)において地区研修会を開催。地区組合員はじめ、本部役員や特別会員、賛助会員等、合わせて約80名余が参加した。
冒頭、主催者を代表して壇上に上がった田辺支部長は、「近畿支部の運営が円滑に行えるようしっかりと運営していきたい」と挨拶。大饗理事長は挨拶の中で、業界が一丸となることが今、不可欠と強調した。
大阪府警察本部生活安全部保安課より後口淳治課長補佐を招いての講話を実施。後口課長補佐は、府下の犯罪情勢、業界への要望について述べた。刑法犯認知件数は平成13年をピークに年々減少している。しかしながら、コロナ禍を境に犯罪件数が再燃している。大阪・関西万博の開催により、世界各国からの旅行者も訪れ、流入人口の増加は各種犯罪の増加が懸念される。特に特殊詐欺は深刻であり、被害防止の対策強化として「大阪府安全なまちづくり条例」が一部改正され施行(8月)。予断の許されない状況にあると防犯意識の高揚と協力を促した。また、業界の健全化については①遊技機の流通過程の健全化(点検確認が形骸化することないよう流通制度の基幹となっている自覚)②のめり込み防止対策の徹底(依存防止対策はホールだけの問題だけではなく、業界全体で時代の変化に合わせたブラッシュアップ)③車内放置事案の防止(毎年、強化月間、特別強化月間を設定して、巡回活動を実施を通じた励行)の3点を要請した。時代の変化に応じた業界の健全化に期待した。
その後、新体制における支部役員と役付理事をそれぞれ紹介し、5月23日開催の令和7年度通常総代会の決議事項や委員会報告などを行った。