【総会】大阪遊協 平川容志理事長を8選

大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は6月27日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪において、令和6年度の総(代)会を開催。任期満了に伴う役員改選において、平川理事長を8選。また、専務理事に三代地好治氏を新任した。

来賓として、大阪府警察本部より、多久竜一生活安全部長、中西晋保安課長、後口淳治課長補佐が出席。多久生活安全部長の行政講話では①継続したぱちんこへののめり込み依存防止対策の推進(大阪では、2030年にIRの開業が予定されているところから、ギャンブル依存症やのめり込み等の問題について、特に関心が高くなっている。ぱちんこ営業はこれらのギャンブルとは異なるものだが、本年3月に改定されたギャンブル等依存症対策推進基本計画に基き、のめり込みや依存問題に関する取組みを着実に推進していただきたい)②広告宣伝のガイドラインについて(ガイドラインは業界自らの意思で策定された自主規制。全ての営業者がその趣旨を理解することはもちろん、違反があった場合には速やかに業界内での自浄機能が発揮されることが重要)の2点を述べ、組合のリーダーシップを発揮した高い遵法意識を要請した。

平川理事長は、要請のあった2点について報告。のめり込み対策では、安心パチンコパチスロアドバイザーの全店配置、自己申告・家族申告プログラムの導入、パチンコパチスロ基礎講座(eラーニング)の全店舗登録など、積極的な取組みを進めているとした。また、広告宣伝ガイドラインでは、迅速な対応に努めていると健全化に向けてまい進していくとした。

総会は、全4議案を上程し、原案通り承認。なお、令和7年3月末現在のホール数は370店舗(前年比21店舗減)。設置遊技機台数は18万6240台(パチンコ11万7121台・パチスロ6万9119台)と5679台減だった。全会一致で理事長に選任された平川理事長は、「長引く円安や諸物価高騰により、設備投資、新機種導入は大きな負担となり、コロナ禍などによりお客様離れがいまだに続くなど厳しい経営環境にあります。私たちは身近で手軽な大衆娯楽として提供することであり、しっかり認識して、ホールがお客様にとって楽しい時間を過ごしていただける地域の憩いの場となるよう努めていかなければなりません」と述べ、新執行部・役員一同は、組合の設立趣旨である相互扶助、総親和の精神に基づき、真に健全な大衆娯楽として後世の代まで継続し、かつ発展させるべくより一層の進取の努力を重ねると就任挨拶した。

【新役員】(敬称略)
理事長/平川容志
副理事長/河本勝弘、段 正峰、野口賀蔵、靍丸雄一郎、大山秀一、童 国鴻
専務理事/三代地好治

大阪府遊技業協同組合