新潟県遊技業協同組合(朴永雅理事長)は6月12日、新潟市中央区の新潟グランドホテルにおいて、第74回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選では朴理事長の続投を満場一致で承認した。
組合員総数27名中、25名(委任状含)の出席により成立報告。あいさつに立った朴理事長は、「店舗数の減少に歯止めがかからない中、昨年は賞品の提供方法に関するガイドライン、貯玉・再プレイシステムに関するガイドラインが制定されるなど、新たな動きがあった。スマート遊技機の普及も進んでいる」と1年を振り返り、少しずつではあるが明るい兆しが見え始めているとした。続けて、「厳しい時だからこそ、業界のパーパスを胸に刻み、多くのファンや国民から親しまれ、支持される業界となるよう努力が必要」と述べ、組合員に対して引き続き総親和を呼びかけた。
続いて小森也寸志生活安全部長(新潟県警察本部)が祝辞を述べた。新潟県における刑法犯の認知件数はなだらかに減少していたが、令和4年を境として増加傾向にあるとした。「犯罪の発生件数と世の中の景気には負の相関関係があるのではないか」として、遊技業界に向けては、県民に明日への活力を与える場所と時間を提供する遊技業界に期待し、「我々は県民が安心して遊ぶことのできる遊技場の健全な運営に、許認可という側面からではあるが協力していきたい」と述べた。
総会終了後の懇親会において、再選となった朴理事長は、3つのガイドラインを適切に提供することで、遊びの原点に立ち返り、健全営業と社会貢献のもと、進めていきたいと述べた。来賓として新潟県議会の柄沢正三議員、全日本遊技事業協同組合連合会(阿部恭久理事長)から星野謙副理事長(山梨遊協理事長)、回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)から大饗理事長が出席するなど、業界関係者が多数出席する中、森山明課長(生活安全企画課)の乾杯により、盛大に懇親を深めた。
【新役員】(敬称略)
理事長/朴 永雅
副理事長/文 章弘、澤野好裕、山根紀安、朴 永樹
専務理事/佐藤克実