群馬県遊技業協同組合(森山秀夫理事長)並びに群馬県遊技業防犯協力会は6月5日、前橋市の前橋商工会議所会館において、第60回(令和7年度)通常総会を開催した。組合員76名中、60名(委任状13名含)により総会成立報告。表彰式において、社会貢献の功労があったビッグつばめ高﨑店の堀口達哉氏の防犯活動に感謝状を贈った。
森山理事長は、「私たちの業界は80年以上の歴史を有し、国民に親しまれる娯楽として、歴史を刻んできました。私たちは、パチンコが生活の一部としてなくてはならない存在として、大衆に支持されるよう、総力を挙げて取組んでいきたいと決意を新たにしています」と一丸となった組合運営に理解と協力を呼びかけた。
来賓として、群馬県警察本部の浦野弘則生活安全部長、新井勘一専務理事(群馬県防犯協会)、森下稔専務理事(群馬県暴力追放運動推進センター)が祝辞を述べた。浦野部長は、県内治安情勢について認知犯罪が増えており、各種防犯活動に協力を求めた。「安心安全な地域社会の実現に向けて、遊技客等の被害防止に向けた注意喚起をはじめとして、店舗内外の警戒や防犯設備の充実など、犯罪の起こりにくい店舗環境の構築、不審者発見時における警察への通報の徹底など、引き続き各種防犯活動へのご支援ご協力をお願いします」と述べた。
議事に際しては、曺喜大副理事長、中原泰浩副理事長を議長団に選出して、5議案を上程し、原案通り承認した。組合員店舗は、79店舗とマイナス2店舗。非組合員店舗のさらなる組合加入促進、依存問題への対策、ファン人口の回復や高コスト体質からの脱却を図るべく、手軽に安く遊べるパチンコ・パチスロキャンペーンの実施、遊技機の恒常的な不正防止対策システムの構築、低貸玉(メダル)営業への対応、賞品取りそろえの問題への対応、子どもの車内放置事故防止、駐車場における車上荒らしや強盗等事故防止への取組み強化、更には社会貢献活動をより効果的に行うための施策推進した1年とした。県警察と連携した防犯活動においては、パチンコ・パチスロ社会貢献機構より、貢献賞を受けたと報告。一般広報活動として、「ぐんまマラソン」へ参加して、「群馬パチ・スロ組合」の登録名でのおり・ゼッケンに表記して、沿道から支援を受け、フルマラソン27名・10キロ9名の計36名が上州路を走った。
総会後は、「健全営業推進・暴力追放大会」等を受講した。また、祝賀会において森山理事長は、組合60回総会を開催できた意義を述べ、「県民に娯楽の場を提供するという原点に立ち返り、明日への英気を養えるパチンコとして努力する所存です」と引き続き連携した協力を呼びかけた。
続き、山本一太群馬県知事(代理・富澤恵子生活こども部長)、久保田順一郎県議会議員、小川晶市長(代理・猪俣理恵副市長)、浦野生活安全部長(群馬県警)、阿部恭久理事長(全日遊連)が来賓祝辞を述べ、茨城、長野、山梨の遊協理事長、中曽根弘参議院議員、小渕優子衆議院議員、福田達夫衆議院議員の秘書など多数の来賓出席のもと盛会となった。乾杯の発声は、熊川次男顧問弁護士(元衆議院議員)がとり、懇親を深めた。