自民党全国比例公認候補の阿部やすひさ氏は7月21日、東京・市ヶ谷の遊技会館で報告会を行った。
7月20日午後8時に投開票が始まり、阿部恭久候補の陣営は、遊技会館に集まった。開票が進む中、与党の過半数割れが如実となり、支援者もその結果を見守った。深夜を過ぎ、全国比例では、残り一枠となったことを受けて、阿部陣営も希望を託したが、朝の時点で最後の一枠は、深夜に引退会見を開いていた鈴木宗男候補が当選を決めた。これを受け、阿部候補は、7月21日の午前中に報告会を開催した。
阿部候補は、「みなさんご支援をいただき、手応えがあった選挙戦でした。ただ、思ったように票が伸びていかない。それは政権与党への逆風の強さといいますか、結果に反映されたように思います。こうした状況の中で、今後厳しい状況も予想されますが、業界一丸となって、より良い業界にしていきたいと考えていますので、引き続きよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた。
阿部候補の得票数は、8万8368票。比例区において最も個人得票が少ない当選者(2万4030票)より得票が多かった落選者の一人だった。