大阪福祉防犯 子ども食堂に対し基金寄贈

一般社団法人 大阪福祉防犯協会(道野鏞樹会長)では、令和5年度から地道にボランティアだけで子ども食堂を開設している方に対して、活動の一助として基金を贈呈している。令和5年度・6年度にはそれぞれ14カ所の子ども食堂に基金を寄贈。この度、令和7年度には大阪市北区(1カ所)、阿倍野区(3カ所)、池田市(6カ所)、泉大津市(5カ所)の15カ所に対して225万円を寄贈し、累計43カ所に総額645万円の基金を寄贈した。

子ども食堂に従事しているスタッフに伺うと、「一番困っていることは資金振りで、公的補助金などは事前に計画書の提出で審査があり、しかも使い道が限定されて、高齢者が参加したイベントなどはダメ、スタッフのミーティングのお茶代はダメで仕方なく自腹を切っていますと嘆いておられました。さらに、結果報告は写真付きで求められるなど手続きが煩雑で、少人数で活動しているところに手数がかかることで、公的補助金申込みに躊躇してしまう現状を知りました。そんな中で、今回の当協会が基金寄贈を受けられた子ども食堂の皆さんは、異口同音に煩わしい手続き等が不要で、しかも使い道に制限がないことは、少ない人数で地道に活動している私たちには本当に助かる」と述べていた。

そして、この基金での使い道を伺うと、「大型冷蔵庫購入の一部や、クリスマスケーキなど年末年始のイベントに使わせて貰います」と述べ、また、ある子ども食堂のスタッフは、「使い方について子どもたちと話し合って、何がしたいかをアンケートで決めます」と、子どもたちの笑顔が今から目に浮かび、胸がワクワクしますと明るい声で答えていたという。

同協会は、「地道に活動をされているボランティアの子ども食堂の一助になるよう基金贈呈を続けてまいります」としている。

一般社団法人大阪福祉防犯協会