(株)マルハン(本社/京都、東京)の従業員が実施するマルハン従業員募金から、10月15日に鹿児島県、10月31日に熊本県の各県庁を訪問し、豪雨災害への寄付金として各100万円を寄贈した。
「マルハン従業員募金」は、“マルハン従業員が社会のためにできること”として、各事業所のバックヤードに設置している従業員用飲料自販機において、売上1本当たり10円を積み立て、従業員からの申請に基づき国内外のNPO・NGO・福祉団体などに寄付する活動のこと。本活動は、2010年より行っている。
訪問したマルハン鹿児島新港店の楠田義治店長は、「8月8日未明からの大雨により霧島市・姶良市では大雨特別警報が発令され、土砂災害に加えて断水が発生しました。復旧までの約1週間、スタッフは寝る間を惜しんで水を確保し、水の尊さを痛感しました。地域の水道は回復したものの、道路などの復旧は今も続いています。そこで、日常を取り戻せた感謝を形にすべく寄付を起案しました。義援金は災害復旧に役立てられるとの言葉を頂き、マルハンユニオン本部や仲間の迅速な対応に支えられ、マルハンの一体感を強く感じました。今後も地域に寄り添い、支援活動を続けていきたいと考えています」と述べ、同小山店の今西健志店長は、「8月10日の大雨により各地で避難勧告が発令され、広範囲にわたって甚大な被害が発生しました。床上・床下浸水や家屋倒壊など多くの被害が報告される中、私たちは『今できる支援』を考え、社内で義援金寄付を起案しました。福岡・佐賀・長崎・熊本の9店舗、100名を超える従業員の賛同を得て、被災地の早期復興を願う想いを形にすることができました。この義援金が被災された方々の生活再建の一助となれば幸いです。今回の取り組みを通じ、相互扶助の大切さを改めて実感し、今後も地域に寄り添った支援活動を続けていきたいと考えています」と述べた。
同社は、「良き企業市民として社会への責務を果たすべく、自らが社会を構成する一員であることを意識しています。当社の店舗をご利用にならない方にも『マルハンがあって良かった』と思っていただけるよう、今後とも、企業、従業員ともに、地域社会との『共感・信頼』、社会の持つさまざまな問題に真摯に取り組み、『良き企業市民』として様々な社会貢献活動に努めてまいります。被災地が1日も早く復興されることを心より祈念いたします」としている。
【株式会社マルハン】

