【総会】福岡遊協 7団体に寄付金と助成を贈呈

福岡県遊技業協同組合(平岡聖教理事長)は5月28日、グランドハイアット福岡において、2025年度(第64回)通常総代会を開催。席上、6団体に350万円、助成事業1団体に100万円を贈呈した。

平岡理事長の挨拶では、3つのガイドライン(広告宣伝、賞品提供、貯玉再プレー)について、「再プレーについて興味を持っていると思う。それなりに順調な運用が進められているような情報です。私たちの業界が産業として社会認知されるよう、何事も業界が一つになって進めることが大切です」と開催意義を述べた。

議事では、久保憲仁監事を議長に指名し、6議案を上程し、原案通り承認した。組合員数は251店舗(3月末現在)、総台数15万2801台(パチンコ8万6914台、パチスロ6万5887台)となった。

総会後、福岡県警察本部生活安全部生活保安課・許可等事務担当室の長澤陽介課長補佐が「ぱちんこ業界の現状と遵守事項」について、①業界の健全化に向けた自主的な取組みの推進(各種ガイドラインの趣旨を理解し、引き続き取組んで推進して欲しい)②ぱちんこへののめり込みや依存対策(厚生労働省の令和5年度「ギャンブル障害及びギャンブル関連問題実態調査」によるぱちんこへののめり込みの調査データ、警察庁の自殺統計データなどから問題視する声もあり、引き続き実効性ある依存対策を要請)③子どもの車内放置事故の防止、の3点について講話した。

総会祝賀会において恒例の社会貢献寄付金贈呈式では、公益社団法人福岡県防犯協会連合会、福岡県児童養護施設協議会、公益社団法人福岡県少年警察ボランティア協会、公益社団法人福岡犯罪被害者支援センター、公益財団法人福岡県暴力追放運動推進センター、公益財団法人九州盲導犬協会の5団体に浄財(総額350万円)を贈った。また、一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢献機構の助成金授与式を行い、子どもの健全育成を支援する事業として、NPO法人制服バンク福岡による『学生服おゆずり会』事業に助成認定証(100万円)を授与した。同制服バンク福岡は、生活困窮家庭の経済的負担軽減と不用品の資源活用を目的に、まだまだ使える制服や文房具を「使い終わった人」から「これから必要とする人」へ繋げる活動に取り組んでいる。

平岡理事長は、「1930年に営業許可を申請したという記録があり、今日まで来ている。まもなく100年を迎えるという業に誇りを持ち、さらなる発展に連携を深めたい」と主催者あいさつ。来賓を代表して、西野原郁雄生活保安課長(福岡県警察本部生活安全部)からは、依存対策は3年ごとに見直されており、身近な大衆娯楽として、推進して欲しいと祝辞を述べた。

福岡県遊技業協同組合