【総会】東遊商 中村昌勇理事長を9選

東日本遊技機商業協同組合(中村昌勇理事長)は5月8日、ホテル日航東京お台場において、第64回通常総会を開催(247社中231社出席・委任状等含む)。任期満了に伴う役員改選では、中村理事長を9選した。

杉木一彦副理事長の開会に続いて、中村理事長が挨拶。コロナ禍が始まって5年余、今では日常が戻ってきているとしながらも、「世界各地での紛争の行方、あるいは関税政策など、混とんとした状況にある。国内に目を向けると米不足・物価の高騰、なかなか進まない被災地の復興など、一日も早い平常な状態に戻るよう願っている。そんな今夏、参議院選挙が予定されており、遊技業界においても大切な選挙として受け止めたい。中古機流通事業においては、点検確認のスキルの向上、アウトサイダーや設置専門業者との差別化、組合員そして取扱主任者が責任と誇りを持ち、プロフェッショナルな取扱ができるよう専門教育機関を通して知識の取得を図っているが、今期より新規における実技講習を必須化する。これまで以上にホール様、メーカー様から信頼されるよう努めたい。厳しい状況が続いているが、東遊商としてさらに事業まい進していく」と組合意義を示し協力を呼びかけた。

議事において3議案(事業報告・決算案件、事業計画・予算案件)を上程し、原案通り承認。最後に、中古遊技機流通の健全化の堅持、遊技機セキュリティの万全、遊技機の適正な処理について決議文を採択した。総会終了後、第1回理事会を開催し、役員改選で中村理事長を再選し、委員会人事等を決定した。

総会後の懇親会の冒頭、中村理事長は、関東都県の遊協からの来賓出席に謝意を示し、中古機流通を通したメーカーとホールの架け橋として業界の連携強化を強く呼びかけた。来賓からの祝辞では、阿部恭久理事長(全日遊連&東京遊協)から、中古機流通を通したメーカーとホールの架け橋となり、業界の連携強化に協力いただいていると謝意。「遊びの力で、心を元気に。」というパーパスを具現化していけるよう、「少しでも多くのファンの皆さまが遊びに来ていただき、楽しんでいただけるような環境を整えることに、今後もご協力ご尽力を賜りたい」と述べた。西村拓郎会長(日遊協)は、業界の難局をゴルフのバンカーショットに例え、「見事にグリーンオンさせるため、阿部理事長にそのショットを託したい」と連携を呼びかけた。その後、井上幸彦理事長(一般社団法人遊技機取扱技能研修センター)の乾杯発声により、懇親を深めた。

東日本遊技機商業協同組合(東遊商)