東京都内のパチンコ店用商品卸業者の団体である東京商業流通協同組合(堀井努理事長)は10月21日、ホテルメトロポリタンにおいて、第30回通常総会を開催した。
総会には組合員73名中57名(本人・代理人、委任状含む)が出席し、令和6年度の事業報告及び収支決算、令和7年度の事業計画及び収支予算などの各議案について、いずれも原案通り可決承認した。
総会にあたり挨拶した堀井理事長は、長引く物価高や地政学的リスクを背景に金価格が高騰し、金商品の流通の不確実性が増している現状を指摘。そのうえで、「商品の安定供給と健全化の維持向上を目的に、現行の流通システムの趣旨、目的を維持しつつ、新たな流通商品の開発に向けた取り組みをおこなっていく」との考えを示した。また、厳しい経営環境の時こそ、組合員が一致団結して課題に対処することの重要性を訴えた。
また、総会に先立ち、公益財団法人暴力団追放運動推進都民センターの森昭彦総務部長が、暴力団情勢と不当要求防止について講演。総会後には関係団体・企業の関係者らを招いた懇親会を開き、来賓挨拶では、鈴木隼人衆議院議員の秘書・菊池秀明氏と東京都遊技業協同組合の阿部恭久理事長が祝辞を述べた。

