埼玉県遊技業協同組合(趙顕洙理事長)は6月4日、さいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野において、第58回通常総会を開催(100名中・出席71名・委任状含)。任期満了に伴う役員改選では、趙理事長の四選が決まった。
趙理事長は、「コロナが5類に移行して、経済活動など日常が戻ってきていますが、業界は遊技機の高額化など高コスト体質から抜け切れていないなどまだまだ諸課題が山積しています。その中、スマスロがけん引役となり、7月には新たなスマパチの登場に期待するところです。埼玉遊協は、昨年11月25日、埼玉県パチンコ・パチスロ暴力排除推進協議会を発足しました。地域でパチンコ営業を提供する中、防犯のみならず、災害支援、コミュニティなど、地域に密着した存在として一端を担っていきたい」と遵法営業のもと団結を呼びかけた。来賓として、埼玉県警察本部生活安全部の石井堅次部長、小林弘和保安課長、茂木しのぶ課長補佐が出席。代表して石井部長は、①広告宣伝に係るガイドラインについて②ぱちんこへののめり込み、依存防止対策について③不正防止対策について、の3点要請した。
総会では議長団に泰山祐輔副理事長、五月女善重副理事長、藤田育紀理事の3名を指名して全8議案を上程、原案通り承認した。組合員数は、303店舗(休業8)と前年より15店減。遊技機設置台数(休業含む)は、15万0861台と前年より4542台減。また、任期満了に伴う役員改選が行われ、指名推薦にて7名の選考委員が理事・監事を選出。承認を得た後、最初の理事会が開かれ、理事長に趙顕洙氏を選出した。趙理事長は、「この業をなんとか次世代に伝えるため精一杯臨みたい」と述べた。
祝賀会は、コロナ禍以後、150名近い規模の参加となり、趙理事長は、「社会は技術革新が進んでいます。その中でパチンコは取り残されているように思います。しかし、接客ロボットの導入だとか、夢を巡らせることができる可能性を秘めたパチンコ業界です。革新を進めるためには、様々な縛りがあったからかもしれません。阿部理事長のもと、革新するため切り拓いていきたい」と挨拶し、新執行部を紹介した。祝辞では、浅野克彦知事秘書、飯塚俊彦副議長(県議会)、阿部恭久理事長(全日遊連)、中村昌勇会長(全商協)、大饗裕記理事長(回胴遊商)が行い、平本一郎代表理事(彩の国安全安心事業協会)の乾杯の音頭で懇親を深めた。
なお、7月23日、第20回パチンコ・パチスロ社会貢献機構において、「埼玉県・埼玉県警と連携した地域防犯活動及び店舗等安全対策の推進」事業が「社会貢献大賞」を受賞する。
【新役員】(敬称略)
理事長/趙 顕洙
副理事長/泰山祐輔、五月女善重
専務理事/齋藤正士