一般社団法人遊技機リサイクル協会(趙顕洙代表理事)は5月19日、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターにおいて、第19回定時社員総会を開催。任期満了による役員改選は、趙代表理事を三選した。
冒頭、挨拶した趙代表理事は、「私どもリサイクル協会は、遊技機の回収・排出事業により成り立っていますが、年々その取扱量が減少しております。店舗数の低減の中、その流通量に反映しているところと受け止めています。種々の見直しを行いつつ、ニーズに沿ったリサイクルシステムを堅持していきたい」と協会の所期の設立目的に思いをはせ、活動意義、存在感を喚起した。
総会においては議長に趙代表理事を選任し、1号議案から5号議案までの各議案は原案通り承認。廃棄台の減少と少数台の引取りが増大したこと、高騰する燃料代や人件費が重なり、収益面では厳しい状況にある。遊技機メーカーの理解を得て、処理金額の改定、処理方法の見直し、回収方法の効率化など工夫した。業界挙げたファン感謝デーにおいては、リサイクル商品のニーズを高めていくため、オリジナル商品の開発など継続して注力していく。
協会システムの参加組合は、1都1道1府34県(37組合)。協会システム参加メーカーは、ぱちんこメーカー35社、パチスロメーカー61社の状況となった。回収ぱちんこ(本体、盤、枠)7万7503台(前年比22.66%減)、パチスロ4万4435台(前年比16.59%減)。今年度の事業方針として、全日遊連を始めとした各遊技関連団体へ協力を要請していく他、協会システム未参加の府県遊協及びぱちんこ・パチスロ遊技機メーカーに対し積極的な参加を求めていく。そのため①パーツリサイクルの促進②障がい者自立支援及び高齢者雇用の支援③排出部材・部品の利用促進及び商品開発、という3本柱の促進を決議した。