一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)は6月15日、ホテルハイアットリージェンシー東京において、第37回通常総会を開催した。キャッシュレスに力を入れている西村会長は、GMOグループの協力のもと、具体的な実現に向けて協力を呼びかけた。
任期満了による役員改選では、西村会長を再選。また、御手洗伸太郎氏の勇退により石田勝彦氏(写真・左)を専務理事に迎えた。石田氏は神奈川県大和市出身。東京大法学部卒。1986年警察庁入庁。 内閣官房内閣参事官、鳥取、福島、広島など県警本部長、警察大学校警務教養部長などを歴任、2021年退職した。
福山裕治副会長が開会に際して、第37回の積み重ねを若い世代に繋げていくため、心一つとしたいと挨拶。西村会長は日遊協の第7代の会長であることに誇りをもって専念することができたことに謝意を示した。そしてキャッシュレスの進捗について報告。お客様の利便性を叶えることが、パチンコ産業にとって大きな魅力となるので、本日、GMOインターネットグループの熊谷正寿代表、傘下の決済代行会社であるGMOペイメントゲートウェイの担当者とお話して、キャッシュレスについて2027年末までにシステム実現するとの快諾を得たと発表した。続けて、依存対策はもちろん、運営コストの削減(現金管理の省力化、時短、防犯リスクの低減など)、ファン拡大の誘引(ファンニーズ)、ちょいパチへの機会づくり(手軽な決済)を掲げた。デメリットでは設備投資だろうが、ファン拡大につながるならばプラスのコストととらえられる。キャッシュレスになれば、自らの遊技料金が携帯で管理でき、自己チェック、限度額設定もできる。6月9日に議員連盟総会が開催されたが、「訪日外国人需要対応としての外国人留学生の資格外活動の許可範囲の見直し」について、一部容認されることになった。パチンコ店で労働力として安心安全に雇用できる環境づくりにも有効となると説明した。
議事では、正会員246社のうち、出席100社・委任102、計202社により成立。西村会長、大久保正博副会長、金光淳用副会長を議長団に選任。議案は3議案を上程し、原案通り承認した。表彰式では、谷口久徳氏、知念安光氏、美山正広氏、都築善雄氏の退任理事に感謝状を贈った。
来賓として警察庁保安課の保坂啓介課長、小坂田潤課長補佐が出席。保坂課長は、業界唯一の横断的組織として日遊協に期待し、業界の健全化に向けて講話した。
<挨拶要旨>
平素より警察行政の各般にわたりご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。ぱちんこ営業の健全化に関連して何点かお話させていただきます。
①のめり込み防止、依存対策について。昨年、新たなギャンブル等依存症対策推進基本計画(令和7年3月21日)が閣議決定され、業界として、この基本計画に基づく取組みを着実に推進していただいていると承知しています。引き続き、パチンコ・パチスロ産業依存対策有識者会議による評価・提言や一般社団法人遊技産業健全化推進機構による立入調査結果などを踏まえ、PDCAサイクルに基づいて各種取組みを計画的に実施いただくようお願い致します。特に、自己申告・家族申告プログラムにおいては、導入店舗数が着実に増加しているものの利用者数は伸び悩んでいる状況にあるところ、同プログラムの実効性の確保という観点から、さらなる利用者の拡大に向けた取組みを推進いただけるようお願い致します。
②業界の健全化に向けた自主的な取組みの推進について。業界ではここ数年各種ガイドラインを制定するとともに、策定後も各種拡充に向けた取組みを積極的にすすめられているものと承知しています。他方で、広告宣伝ガイドラインで、その趣旨を十分に認識していない事例が見受けられることに加え、複数回是正勧告を受ける店舗があると承知している。こういった状況が続けば、本来非常に意義のある自主規制の仕組みに疑念を抱かれ、業界にとっても大きなマイナスになることも懸念されます。業界においてはこうした状況に手をこまねくことなく健全化推進機構の遵守確認含め広告宣伝の健全化に向け、様々な自主的な取組みを進められているものと承知しています。引き続き、ガイドラインの周知徹底や違反事例に関する厳正な対応等の取組みを推進していただくとともに、業界の健全化を進める上で今やなくてはならない存在となっている健全化推進機構の活動へのご支援ご協力をよろしくお願いします。
③不正対策について。日遊協の名称の通り、ぱちんこは遊技であるところ、ぱちんこを遊技と位置づけるためには射幸性の適正管理が重要であることはいうまでもありません。メーカー、販社、ホールといったそれぞれの事業者が適正に業務を行い、もって不正な遊技機を見逃さないことによって、ホールに設置される遊技機や著しく射幸心をそそるおそれのないことが担保されています。現在警察として、遊技機の変更承認等に伴う実地調査のさらなる適正化、合理化にかかる事項を進めており、各事業者におかれましては、従前以上に高い水準での適正な業務が期待されています。その中で各分野の団体が加盟する業界横断的組織である日遊協の役割は不可欠と考えています。不正改造の根絶に向けて業界をリードした取組みの推進を期待しています。この他、各地域において植林活動、地域清掃活動を継続されている他、災害時の避難場所確保提供のための協定締結など、社会貢献活動にも幅広くご尽力されていることに対して、あらためて敬意を表するとともに引き続きの取組みを期待しています。
【新役員】(敬称略)
会長/西村拓郎
副会長/飯塚邦晴、榎本善紀、大久保正博、金光淳用、小林友也、高谷厚之、中村昌勇、韓 裕、福山裕治
専務理事/石田勝彦
常務理事/浜田昭文

