【現地ルポ】東日本大震災 取材日誌15    4月8日

(このレポートは仙台でパチンコ業界誌「フェイム」を発行している、ほくとう通信社の代表、友道学氏に寄稿していただきました。友道氏は地震発生時、群馬にいて難を逃れ、14日に事務所のある仙台に入りました)

 

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取材日誌15(4月8日)

 

 

 

 

4月8日
  7日深夜に発生した震度6強という大きすぎる余震の影響は正に巨大でした。午後11時32分ごろ、私はちょうど、岩手県へ取材に行くための準備をしていたところ。ゴーッツという音と同時に振動と柱がきしむ音。最初はすぐ収まるだろうと思っていましたが、揺れ方が半端でない小刻みの強震で、収まる気配もない数分間でした。しかし、意外と冷静であり、火の元の確認、落下物の確認等揺れの中で室内を動きまわれたのです。大きな余震が収まってから、前回同様、数分後にはまた大きな揺れが来ると予測していたところ、約15分後に再び大きな揺れを感じました。これによって「今夜は小康状態になるだろう」なんて勝手なオカルト判断を下し、外に出て様子をうかがうと、緊急車両のサイレンが遠くで聞こえています。その後30分ぐらいは周囲で異常なサイレン音が鳴り響いていました。
 

家電大型量販店のレジカウンターの列

 

 早朝、テレビニュースを見ていて驚きました。まず目に入ったのがJR仙台駅の様子です。復旧が進みつつあった仙台駅が再び、水浸しになっています。スプリンクラーの作動によるもののようですが、事態の大きさを物語るに十分な映像でした。続いて映し出されたのは、市街地での停電や水道管の破裂、ガス漏れ、火災など。巨大震災からまもなく1カ月になろうとしていた矢先での出来事に、再び3月11日が蘇って来たのは私だけではなかった筈です。
 

仙台・国分町の老舗牛たん店 水道が開通していないところから、食器は使
えず「お弁当」だけでの営業
 

 

 時間の経過とともに被害が明らかとなってきました。山形県で1人の死亡が確認され、負傷者も多数に上りました。交通機関では、東北新幹線は10日まで一ノ関以北で運転を見合わせるほか、各地の有料自動車道が、午前中はほぼ全線通行止めとなりました。宮城県内のJR在来線も全線で終日運転を取りやめです。高速道も通行止めが各所で起こり、高速バスの運休が相次ぎました。停電は東北6県の広範囲に及び、最大で400万戸に上っています。特に被害が大きかったのは、岩手県南部や宮城県北部・中部。岩手・青森・秋田の各県は全県で停電。山形県は約8割が停電した模様で、復旧は夕方以降と言う情報が出ています。 

 

市内のパチンコ店  
 

 

私も地震の影響で交通網が遮断されたほか、電気は回復の兆しがないと言うことで、今日の岩手入りは取りやめ、仙台市内を見て回ることにしました。仙台市の中心地である一番町・国分町地区に行くと、前日ここを通った時には、通行人の服装がスーツ姿やファッショナブルな女性の姿に戻っていたことから、「ライフラインの復旧等が人々の暮らし方ばかりでなく精神的な部分にまで余裕を与え、確実に平時に戻っている」と感じたばかりであったのに、また、震災当初のようなジーンズとスニーカー、リュックを背負った男女が足早に通り過ぎて行きます。また、ガソリンスタンドでは、各所で給油待ちのクルマが列を作っていました。
 

仙台三越 営業時間や店内照明、販売アイテム等平時でないことを社員さんが店
頭で説明していた
 

 

大型家電量販店でも、平日の昼間にも係わらず混雑していました。レジカウンターに並んでいる人々の多くは、乾電池・懐中電灯・ラジオ等を購入する人々でした。スーパーマーケットも同様、日持ちのする食品やレトルト食品、ティッシュペーパーなどのペーパー類を買う人が長蛇の列を作っています。どの人も「昨晩の地震で3月11日に戻ってしまうのか」とした危機感からの行動なのでしょう、震災の傷がまた広がったようでした。
 

 

市内のパチンコ店

 

パチンコ店はというと、宮城県内では約40店位が営業を再開していましたが、今日は休業しているところもありました。しかし、営業店はいずれも8〜9割近くの客入りと好調のようです。勿論、ネオン照明の消灯やBGMを流さないなどの節電をしているようですが、店によっては、出入り口に従業員を立たせ開店していることを表現している店もあったり、営業スタイルはそれぞれ違い、どれがどうのと評することはできませんが、人々が一時の娯楽を求めていることは明白です。遊技業界は今こそ、業界の在り方を鮮明にし、業界として社会に対し、どのようなアプローチするのかの指針を再度、何らかの方法で発信すべきでしょう。足並みが揃わない業界のようですが、業界が衰退してしまえば、パチンコ業はなくなってしまうのですから・・・。「木を見て森を見ず」といった言葉がよぎりました。

 

業界誌『フェイム』ほくとう通信社 友道学



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2011.04.10 更新

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